pixta_61451990_M
兵庫県で外壁塗装などを行っている、高橋塗装です。
実は、大切な家を蝕むシロアリが発生する原因は、ほとんどが「雨漏り」によるものだということをご存じでしょうか?

近ごろ不安定な天気の日も多く、ふと雨漏りの危険性について、お客様とお話をさせていただいたときのことを思いだしました。

シロアリは家の木材を食い荒らす虫で、日本の多くの家庭が被害に合っています。
被害に合わないためには、繁殖しやすくなる環境を知り、対策を行うことが重要です。

そこで今回は、「シロアリと雨漏りとの関係性」や「繁殖しやすい環境」、「対策方法」などについて詳しく解説していきます。
ぜひ、今後の参考にしてみてくださいね。

シロアリ発生の原因は「雨漏り」

AdobeStock_327266671
シロアリが発生する原因のほとんどは、雨漏りによるものだといわれています。
湿度の高い場所や水分を含んだ木材を好むシロアリにとって、雨漏りによって水を含んだ家は格好の餌食になるというわけですね。
しかし「雨漏りしていないから大丈夫」と安心するのは、まだ早いかもしれません。

通常、家は塗装や防水工事を行うことによって雨や雪などの水から守られていますが、経年劣化によって防水機能は次第に失われていきます。

・外壁塗装や屋根塗装の塗替えを行っていない
・コーキングが剥がれている、ひび割れが発生している
・ベランダやバルコニーの防水工事をしていない

そのため、上記のように防水機能を失った状態を放置してしまっていると、雨水が家の内部の断熱材や木の柱にまで到達し、結果的にシロアリを呼び寄せることに……。

雨漏りもシロアリも、人間の目の届かないところで進行しているため、気づいたときには手遅れになっているなんてことも珍しくありません。

定期的に業者にメンテナンスを依頼し、家の防水機能を保ち続けるように注意しておきましょう。

日本のシロアリの発生率

pixta_49303552_M
では、日本のシロアリの発生率について見ていきましょう。

2013年に国土交通省によって発表されたシロアリ被害実態調査書では、※防蟻処理を行っていない木造住宅では、地域を問わず50%以上の家にシロアリが発生しているという結果が出ています。

日本の戸建て住宅の多くは木造住宅で、シロアリによる被害は深刻な問題となっています。

土台や柱が蝕まれ、せっかく建てた家に長年住み続けることができないような事態は避けて通らなければいけません。
しっかりとした対策を取っていきましょう。

※防蟻処理=シロアリを寄せ付けないように薬品の塗布など処理を施すこと
(出典:シロアリ被害実態調査書

シロアリは「体長5mmほどの小さな虫」

シロアリは、体長が5mmほどの非常に小さな虫です。
しかし、繁殖したときの威力は凄まじく、家1棟を倒壊させるほどの力があります

家の隙間や基礎の立ち上がりなどさまざまな場所から侵入し、人間の目に見えないところで家の湿った木材を餌にします。
土台や柱がシロアリの被害を受ければ家の耐久性が下がり、大規模な改修工事や建て直しが必要になるほど家がボロボロになってしまうことも……。

シロアリの種類

シロアリは、大きく分けて湿気を好む「地下シロアリ」と乾燥した木材を食べる「乾材シロアリ」がいます。

▼地下シロアリ

・ヤマトシロアリ
・イエシロアリ

上記の湿気や水を含んだ木材を好む地下シロアリは、日本の住宅の多くに発生する種類です。
水を含んだ木材でなければ食べることができないという特徴があります。

▼乾材シロアリ

・アメリカカンザイシロアリ
・ダイコクシロアリ

上記の乾材シロアリは、地下シロアリと違い乾燥した木材も食べることができます

シロアリが発生する条件

Fotolia_85828933_Subscription_Monthly_M
・湿度が高い
・木(餌)がある
・酸素がある
・12℃~32℃の温度

シロアリは、上記のような条件で発生します。

日本の木造住宅に発生するシロアリは、家の木材が水を含むことによって寄ってきます
そのため、家の防水の役割を持つ塗装や防水工事を定期的に行って雨などの水や湿気から守り、条件が揃うことを避けなければいけません。

「防水機能」が失われていないかチェック

pixta_47181186_M
・雨染みや雨漏りが発生している
・外壁にカビやコケが発生している

一度、家の外壁や天井などを確認してみてください。
上記のような症状が確認できる場合、家の防水機能が失われ「シロアリの好む環境」が揃っているサインのため要注意です。

とくに、雨染みや雨漏りはすでに家の内部に水が浸入してしまっている証拠でもあります。
早急に専門の業者に依頼し、改修工事や塗装工事などの防水機能を取り戻す工事を行いましょう。

同時に、床下の点検を依頼しシロアリがすでに発生しないかを確認することをおすすめします。

シロアリがいる「サイン」

では、実際にシロアリが繁殖してしまっているときに表れるサインをチェックしていきましょう。

▼蟻道(ぎどう)がある

外気と日光を嫌うシロアリは、地表や柱の表面を移動する際に排泄物や分泌物などを使ってトンネルをつくります。
このシロアリがつくるトンネルのことを「蟻道(ぎどう)」といい、シロアリがいるサインでもあります。

そのため、床下や家の周囲を確認したときに蟻道を発見した場合は、早急に業者を呼び対処するようにしましょう。

▼羽アリがいる

羽アリは、シロアリの一種です。
そのため、羽アリを発見した場合は近くにシロアリの巣があることを疑いましょう。

▼床がふわふわしている、浮いている

歩くと床がふわふわしていたり、浮いているときは要注意です。
フローリングの経年劣化の可能性もありますが、木材をシロアリが食べている可能性もあります。
念のため専門の業者にチェックしてもらうようにしましょう。

▼柱や床を叩くと乾いた音がする

柱や床を手で叩いてみたときに、乾いたような音がしませんか?
シロアリによって木材が食い荒らされ、中が空洞になっている恐れがあります。

▼床に糞が落ちている

家の木材の近くに、大量の小さな糞が落ちている場合はシロアリが発生している危険性があります。

発生しやすい場所

▼床下

pixta_61451990_M
床下は、湿気が溜まりやすくシロアリが最も多く発生する場所でもあります。

▼小屋裏

pixta_2489881_M
小屋裏は、天井の上と屋根の下にあるスペースのことです。
屋根から浸入した雨水によってシロアリが発生します。

▼木の柱や壁の内部

Fotolia_85574313_Subscription_Monthly_M (1)
家の柱や壁の内部にある断熱材や防水シートが水を含んでしまう原因は、経年劣化した外壁塗装や屋根塗装を放置したことが考えられます。
経年劣化で発生したひび割れから雨水が浸入することで、結果的に内部の柱や断熱材が水を含んでしまいます。

▼水回り

pixta_1281638_M1
お風呂や洗面所、トイレやキッチンなどの水回りもシロアリが発生しやすい場所のひとつです。
使用した後には窓を開けたりよく換気をして湿気を帯びないように注意しましょう。

最悪の場合「倒壊」の危険性がある

雨漏りやシロアリによる木材の侵食が進むと、最悪の場合家の耐久性が下がり倒壊を招く危険性があります。
そのため、補修工事やシロアリの駆除、家の防水機能を取り戻す工事が必要になってきます。

防水機能を取り戻すなら『高橋塗装』へ

pixta_25609962_M
高橋塗装では、外壁塗装や屋根塗装、ベランダやバルコニーの防水工事を行っております。
幅広い知識と高い技術を持つ職人が、お客様の家の防水機能を取り戻し、シロアリが発生しやすい環境をつくらないように注力いたします。

快適で安全に住み続けることのできる住まいづくりは、ぜひ当社にお任せください。
工事に関する疑問点や不安なども、お気軽にご相談いただければと思います。

無料のご相談・お見積りはコチラから>>>

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、雨漏りとシロアリ被害の関係性について詳しく解説していきました。

この記事が、今後あなたの大切な家を守る参考になりましたら幸いです。

LINEで送る